40代男性で年収が1500万円あるといえば、婚活市場では好条件。女性たちも“チャンスがあるなら、ぜひお会いしたい!”と思うでしょう。ですが、高年収なのにお見合いを繰り返しても、なかなか結婚が決まらない男性たちがいます。今回は、高年収なのに結婚を遠ざけている男性たちの特徴を見ていきましょう。

目次
・お金があれば結婚できると思っている
・子どもを強く希望している
・プライドが高く、負けず嫌い
・女性にも同等の条件を求める

お金があれば結婚できると思っている

しょうじさん(47歳、仮名)は、年収1,500万で、大手企業の部長職についています。一流大学を卒業していて、経歴だけ見るととても立派でした。ただ恋愛らしい恋愛もしないままに、ここまで来てしまったようです。

入会面談の時にこんなことを言っていました。

「結婚はしたくなかったわけでない。とにかく、仕事が忙しかったんです。恋愛する時間もなかったんですよ」

そして、こう続けたのです。

「今まで結婚を焦ったことはなかったんですが、さすがに50が見えてくると、そろそろ結婚もしなきゃと思うようになりました」

経歴がいい、年収がいい。だから、自分がその気になれば結婚はいつでも簡単にできる。そう言わんばかりでした。

そこで、私は言いました。

「お見合いは“条件ありき”の出会いですから、高収入の男性は確かに有利です。ですが、女性は、“お金がある男性なら、誰でもいい”と思っているわけではないんですよ」

収入もさることながら女性たちが1番にお相手に望むのは、男性のお人柄。コミュニケーション能力です。

“お金があれば、幾つになっても結婚できる”

それは、奢った考え方ですよね。

子どもを強く希望している。

お金があればいつでも結婚できると思っているのと同時に、子どもを強く望んでいる男性もいます。

ことに初婚男性は、40代のみならず、50代でも60代でも、お子さんを希望している方が多い。女性が子どもを産める期間というのは限られていますから、親子のような年齢の女性に申し込みをかけることになります。

やすお(54歳、仮名)は、入会面談で言いました。

「年収は2000万あるし、億の貯金があります。僕は50代ですが、子どもを育て上げる経済力は十分にあります」

収入や資産があっても、女性が男性を結婚相手に選ぶかどうかは、別の話。また、子どもを授かったとしても、友達のお父さんは若々しいのに、自分のお父さんはおじいちゃんのような見た目。それをどう捉えるかを考えてみましょう。

プライドが高く負けず嫌い

高年収男性は、自分のことを“社会の中の勝ち組”だと思っています。結婚できていない自分が、“婚活での負け組”だとは、決して認めていません。

ですから、どんなに歳をとっていても、若くて綺麗な女性と結婚しなくてはならないのです。同世代の男性の妻たちは、もうオバサン化している。そんな中で、自分の妻は、若くて美しい! その構図が理想なのです。

仕事や収入では同世代男性に大きく差をつけて勝ち抜いたので、結婚も勝ち抜かないとプライドが許さないのです。

しかし、それは現実ではとても難しいことだと、認識してくださいね。

女性に同等の条件を求める

かつてこんな男性がいました。47歳で外資系に勤める年収1600万のみつおさん(仮名)は、こんなことをいていました。

「僕は女性に、自活できるくらいのお金は稼いでいてほしいと思っています。そういう自立した女性との結婚を希望しています」

結婚相談所のお見合いのプロフィールの場合、男性は年収を身上書に書き込むことが必須。でも女性は任意で書かなくて良いのです。書いていない女性がほとんどです。

そこで、みつおさんは、お見合いの時に冒頭でいつも、上のセリフを女性に言うのでした」

みつおさんとお見合いしたしまこさん(35歳)が、こんなことを言って、お断りを出してきました。

「上から目線で、『あなた、いくら稼いでいるの? オレにふさわしい女?』と、品定めされているような気持ちになりました。気分が良くなかったです」

年収に限らず、お見合いの席でお金の話をする男性は、女性たちにいい印象を与えません

まとめ

お金があれば、誰とでも結婚できる。そう考えるのは、大きな間違いです。婚活を失敗する人の特徴は、“自分が相手を選べる立場にいる”と思っている。選ぶという目線ではなく、選ばれる自分になる努力をすることが大切です。