あなたは、会話の中で、「すいません」「ごめんなさい」を連発していませんか? 自分の非を認めて、あやまるのはとても大事なことです。ところが、会話の中であやまってばかりいたらどうなるか? 今回は、あやまりグセについて、一緒に考えていきましょう。
目次
・あやまりグセは自信のなさの表れ
・育った環境であやまりグセがついてしまう
・会社で、分の悪い仕事を押し付けられる
・あやまりグセのある人はモテない
あやまりグセは、自信のなさの表れ
お見合いを終えたようこさん(32歳、仮名)が、私に言いました。
「今日の男性、お話ししていて“ごめんなさい”という言葉を、何回も使うのがすごく気になりました」
それは、こんな調子でした。
ようこさんが、ティーラウンジで自らメニューを取ると、「あ、ごめんなさい。気がきかなかったですね」
趣味を聞かれて、「映画が好きです」と答えると、「あ、それはプロフィールに書いてありましたよね。すいません」
運ばれてきた紅茶に入れるミルクが、彼の近くに置かれたので、手を伸ばして取ろうとすると、「あ、ごめんなさい、先に使ってください」
とにかく会話の中に、たくさんの“ごめんなさい”“すいません”が出てきていたというのです。
あやまり癖のある人は、謙虚な性格の表れなのか? いいえ、自信のなさの表れなのです。男性も女性もあやまりグセのある人は、あやまっているにもかかわらず、人にはいい印象を与えません。
育った環境であやまりグセがついてしまう
あやまりグセは、小さな頃の親の教育や躾が影響をしていることもあります。
小さな子どもが悪い事やイタズラをした時に、親がそれを叱り、最後に、「ごめんなさいは?」と、あやまることを強要する。それが習慣になると、子どもは、「ごめんなさい」は、言わなくてはいけないものと認識します。また、「ごめんなさい」をいえば、親の小言から早く解放されると思って成長していくのですね。
そして、それがいつしか“あやまりグセ”として定着してしまいます。
会社で、分の悪い仕事を押し付けられる
あやまりグセのある人は、周りとの衝突を避けたいという気持ちが働いているのでしょう。咄嗟の危機回避でもあります。
ですが、自分の主義主張をする前にあやまって折れてしまうので、会社などで、「あの人に頼めば、断らないだろう」と思われてしまう。結果、どんどん分の悪い仕事を押し付けられるようになります。
衝突を避けたい、相手を不快にさせたくないと思ってあやまるのですが、そこにつけ込まれてしまう。逆効果を生んでしまうのですよ。
あやまりグセのある人はモテない
お見合いシーンでも、あやまりグセのある人は、モテません。これは男性にも女性にも言えることです。人に気を使いすぎる人と一緒にいても、リラックスできないし、楽しめませんよね。
自分の会話のクセを振り返ってみましょう。あやまりグセがあると思う人は、注意していてくださいね。